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「2022年版 グローバル不動産透明度インデックス」が公表

2022.09.05

8月31日、不動産サービス大手ジョーンズラングラサール(JLL/本社:米国)が、「2022年版 グローバル不動産透明度インデックス」(以下、本インデックス)を公表しました。
本インデックスは、1998年から2年毎に公表され、今回は世界94カ国、156都市を対象に、世界の不動産市場に関する情報を収集し、不動産市場の透明度を数値化しています。上位12カ国が透明度「高」の分類とされています。
評価項目は、タイムリーな市場データの提供、世界的な不動産取引に対応できる適正な規制の実施、取引プロセスの明確さ等、合計254項目と多岐に渡ります。なお、2022年版から新たに追加された評価項目としてサステナビリティがあります。近年、不動産業界にも脱炭素化を求める圧力が強まっており、投資家や企業から環境への影響が要求されています。そのため2022年版では、建物のエネルギー消費や効率性の報告、エネルギー性能基準等、サステナビリティに関する新しい評価項目が追加されています。
 
さて前置きが長くなりましたが、ランキングを見てみたいと思います。ランキングの第1位は英国、第2位は米国、第3位はフランスです。英国と米国は前回2020年版でも1位、2位で順位に変動はありません。中国は第30位と前回32位から僅かに順位を上げています。
では我が日本はと言いますと、第12位です(2020年版は第14位)。1998年の調査開始以降初めて、透明度「高」市場のグループ入りを果たしました。2022年版から追加されたサステナビリティ項目での評価改善が順位アップに繋がったようです。

本インデックスについては、上記以外にも様々なことが記載されていますので、また別の機会でお話させて下さい。

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