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コロナ禍においても開発が続くニセコリゾート

2022.12.12

12月6日(火)の日本経済新聞地域経済紙面に「ニセコ 宿泊満室諦めた」と、北海道のニセコで深刻な人手不足が生じ、サービスの質を維持するためにホテルの稼働率を抑えている旨の記事が掲載されていました。記事では、政府による入国者数制限と、円安による現地通貨ベースでの実入りが少ない影響で、これまでニセコを支えてきた外国人スタッフを確保できていないことを伝えています。

ニセコと言えば世界的にも有数の「パウダースノー」を求めて世界中からスキーヤーが集うスキーリゾート地であり、コロナ前は外国人スキー客でごった返し、それに伴い地価も上昇を続けてきました。

コロナ禍による渡航制限によってスキー客は激減しましたが、それにも関わらずニセコエリアの開発は依然として相次いでいる状況です。ニセコ地域を管轄する北海道後志総合振興局が、2021年度にスキー場が多い北海道倶知安町と北海道ニセコ町で与えた開発許可件数は13件と、その数はコロナ禍で衰えを見せるどころか、むしろ増加しています。

こうしたニセコ開発の背景には、コロナ終息後には再びインバウンド需要の盛り上がりが見込まれていることに加えて、2030年末を目指して開通予定の北海道新幹線への期待があります。北海道新幹線は函館から札幌まで延伸し、スキー場のある倶知安町にも新幹線の停車駅ができる予定となっています。これによって、札幌―倶知安間は約30分、東京―倶知安間は約4時間半とニセコリゾートの利便性は大きく高まります。

つい先日、当社社員もニセコに赴き現在の開発状況等を視察してきましたので、ご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、「ニセコの今」をお話させていただきますので、ご連絡下さい。

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